日記

アメリカモーテル事情、その2(後編)

早速フロントへ行ったのですが、深夜でもあり、そのようなクレームに対応できる人間がいなかったので、翌日に持ち越しとなりました。
翌朝はチェックアウトすることになっていたのですが、その前に前夜の事件で台無しになった商品を弁償してもらうことを申し出ました。
ずいぶん前のことで詳しいやりとりは忘れましたが、「うちがやったんじゃない」とかなんとか、あーでもないこーでもないと交渉は難航しました。さもありなん、相手はインド人です(東海岸中部ではモーテル経営者はインド人がとても多い)。
そこで争点を変えて、宿泊代の値引きということで交渉することにしました。
そちらでもすんなりとこちらの要求は通りませんでしたが、最後には折り合いもついて、詳細な金額は忘れましたが、納得のいく金額を値引きしてもらいチェックアウトしました。
それから約三ヵ月後、またアメリカの同じ町に来た私たちはまた同じモーテルに行きました(再び行く私たちも私たちですが・・・)。
すると外にはデカデカとVACANCY(空き部屋あり)とのネオンが大きく輝いているにもかかわらず、「部屋はない」といいやがるのです。
しかも前はいなかった、デカくて獰猛そうな犬まで飼っているのです。
フロントの横に据えられたオリの中にいるその犬は、見るからに凶暴そうで、私達にむかって猛獣みたいに吠えているのです。
「早よ、出したらんかい!いてまうぞ、ワレ!」という感じで、オリがなかったら私なんか十秒で食われてしまうんだろな、という様子でした。
私たちは「ケッ、もう来るかい!」と日本語で捨て台詞を残し、そこを後にし、もう二度と泊まることはなかったとさ。
                        (おしまい)

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