リペア

霧笛の修理

今回の依頼は霧笛の修理。

ちなみに霧笛というのは船とかの、「ブォ~ッ」というあれです。
霧笛は素敵! 無敵の霧笛!(←意味なし)
音が出ないので直してほしいとのこと。
ちょっと前に預かったルイスレザーのライダースのサイズ詰めもおおかた完成してることでもあるし、そもそもこういう古い道具類は見たらまずいじらずにはいられない店主のこと。さっそく、まずは分解し始めました。

ふむふむ、中味はこうなっていたのか・・・。
ハンドルを回すと中のふいごが空気を送って音を出すというシンプルな仕組みです。
調べてみると、ふいごの革に穴が開いている。しかもすでに(最低でも一度は)直している様子、なんだかよく分からない樹脂のようなものでもうコッペコぺになっていて、これはもうふいごの革を作り直すしかないという状態であったため、まずは一個(上側)、ふいごの革を作り直しました。

なんだかアメリカの某TV番組みたいになってきた。
とこんなことをしているところへ知り合いが来て「何ですかそれ?」
説明すると「・・・何でも出来るんすね~!!」
感心されてしまったが、いやいや、そんなわけない。
店主の出来ないこと。
まずちょうちょ結びが出来ない。どうしてもたて結びになってしまうらしい。まるで猫村さんだ(←「きょうの猫村さん」、分かります??)。
それから漢字の書けないことといったらただごとではない。
漢字だけではない、ひらがなもまた相当なもんで、時間が経ったらもう本人ですら判読不可能なハイパー文字を書いてます。むか~しアルバイト時代に交通費を「こうつうひ」とひらがなで書いたためその後それを見た人に「ニラフラム」って何!?と問いつめられていたことがありました。(「こうつうひ」をゆる~く崩して書いてみてください、そしたらわかっていただけるでしょうか)
あっでも私も逆バージョンがあった。
先日友人とご飯を食べていて、メニューにあった「さばのへしこ」、私は堂々と「さばのヘレンって何ですか!?」と訊いてしまったのだ。
ひゃ~っ!恥ずかし!
だってへしこなんて知らんかったし。
あ~、人のことなんて言えねーや。

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