久しぶりに入ってきたXX(ダブルエックス)。
かなりリペアされてるんだが残念なのはデニムの端切れを当ててその上から叩いてあること。さらに厄介なのはそのデニムの上からさらに接着芯を当ててこれまたさらに叩いてあることだ。
ジーンズの破れの補修にライトオンスの薄いデニムならまだしも、普通の厚みのデニムを使うのはよくない。
生地の厚みに差が出来て(デニムの端切れが当たっているところとそうでないところ)、今度はその境い目のところが必ず破けてくるからです。
生地の厚みはとにかく出来るだけ均一にするのが理想です(新品の状態を思い浮かべてください)。
というのが当店の基本的なやり方なんですが、そこへこのXXだ。
・・・・。
めんどくさいけどやり直すことに決めた。
ほどこう。
デニムに限らずこのほどき作業というのは、とにかく地味な作業なので大っ嫌いという方もいらっしゃるでしょうが、じつは私、嫌いではなくて。というより、むしろ好き(!?)
これをやってるととにかく無心になるのです。もう一心不乱になってやってしまう。
そして、すべてほどけたときの達成感たるや!
やっ、なかなかのもんですよ。