私、この間「副鼻腔炎」というものに初めてかかりましたの。
医学的には、
「副鼻腔炎とは、副鼻腔を覆っている粘膜が何らかの原因で炎症を起こしている病気のことです。突然発症し、短期間で治る急性副鼻腔炎と、3か月以上症状が続く慢性副鼻腔炎に分けられます。
非常に頻度が高い病気であり、小児から高齢者まで幅広い年代に発生します。多くは適切な治療を続ければ完治しますが、なかには髄膜炎や視神経炎などの重篤な合併症を引き起こすことがあるので注意が必要です。」
というものであるらしいが具体的な症状はというと、鼻の穴の中が大量の鼻くそでガピガピのコッペコペになるという、たいへんうっとおしく不快なものなんである。
副鼻腔炎なんて知らなかった私は、知り合いに「鼻くそ病になった!鼻くそが岩石みたいになって、鼻の中がガピガピに!」と訴えたところ、「それよくあるよ、病院に行ったらすぐ直るよ!」とあっさり言われたため、耳鼻科に行くことにしたのだった。
行く前はもちろん鼻毛もチェック。自分でチェックして、自分でオッケー出していざ耳鼻科へゴー。
診察台に座り、カメラで鼻の中がモニターに映し出される。
問題の左の鼻の中がコペコぺになっているのは仕方ない、それで来たんだからさ。
それ以上に問題だったのは、まさかの、ノープロブレムだったはずの右の鼻の中にも小さい鼻くそが鼻毛にくっついてぶら下がっていたことだ(!)
キャ~~っ、恥ずかしい!!
迂闊だったわっ!
先生はそんなのもちろんおかまいなしで(当たり前だ)淡々と説明を続ける。
そんな恥ずかしい画像を目の前にでかでかと映し出されながら、じっと耐えているというのはもはや羞恥プレイ、
「お願い、見ないで。」とか口走りそうないきおいで。
その後、調剤薬局に薬をもらいに行ったのだが、薬を渡される前にそこでもまた「どのような症状ですか?」と薬剤師に訊かれるのだった。
いや、あのね、何度も鼻くそ鼻くそって言うの実際恥ずかしいのよっ(って言いながらここで言ってんだから世話ねーや)。ここでも羞恥プレイ?
「・・・あの、鼻くそがガピガピで・・・」
するとそこで勤務している友人が横から「副鼻腔炎。」と助け船。
なんだ、病名なら「病名は何ですか?」って聞いてよ、もう。
いやぁ、もう、
まいっちんぐ。