JRによるモトコー一斉立ち退き問題ですが心配してくださってる方が少なくないにもかかわらず、TVや新聞などのマスコミ報道では必ずしも真実が報道されていないということもあり、当事者である私が、本当のところはどうなのか、ということを皆様にお伝えできたらと思いました。
まずはマスコミが一切報道していないこと。
JRの説明としては、山側(北側)は平成29年3月で契約満了となり、橋脚の耐震工事などのため、その後の契約更新はせず退去を求める、というものでありましたが、実際はすべての山側店舗が29年で契約満了を迎えるわけではないのです。
契約はそれぞれバラバラで、事実当店に関しては、うちの大家さん(私どもは賃貸で借りているので)とJRとの契約は39年が満了となっており、まるっとあと10年あるわけです。
JR側ももちろんそれは把握しており、大家さんとの個別の話では「そちらは満了が39年ですけど・・・」とも言っているそうなのですが、そのような事実はいっさい報道されておりません。
一斉退去させたいJRにとっては都合が悪いからでしょう。
契約にのっとって商売をしていても、近隣商店が契約満了につきいなくなっていったとしたら、その事実が知らされない限り私どもは安全を守るための橋脚工事を居座って邪魔している悪者と見なされるに間違いない。そしてそれこそがJRの思うツボなんだろう。
国土交通省から耐震基準については問題なしとのお墨付きもいただいているわけだが、JRが独自の耐震強化を施したいというのも分からないではない。でも実は本音はそうじゃないというのがみえみえなところが納得できないところなんだよなぁ。
結局、JRは利権を取り戻したい。
うちは地権者ではないから、家賃を払う相手が今の大家さんからJRに代わったとしても、たとえば今の家賃を据え置きにしてくれるのであればどっちでもいいようだが、家賃は間違いなく大幅に上がる。しかも今の店はぶっつぶされるのでまた一から内装をやり直さなくてはいけないうえ、思うような内装には仕上げられそうにもない。
どう考えても受け入れがたいし、他にやりようがあるんじゃないかと思うのですが・・・。