日記

オー、キョーレツ!

昨日の夕方です。店で友人と和やかに語らっているときでした。
店の奥のドアの方を向いてしゃべっていた女の子が、
「だ、誰か覗いてる・・・」
と顔をひきつらせながら言うので、ドアに目をやると
透明の窓ガラスにまるで亡霊のように人の顔があるではありませんか(!)
裏の道路に面した入り口は普段は閉めているのですが、その日は店主がバイクの作業を一日していたのでつい開けっ放しになっていたんですね、といっても全開になってたわけでもなく、四分の一ほどチビッと開いていただけで、電気も消していたのです。
基本的にそっち側のスペースは店主のバイクの作業場で、店舗とはまったく別なのです。ですからお客様にも通り抜けはできない、ということでご了承していただいております。
・・・でも、そこらへんは一切お構いなしで入ってきたのでしょう、
いきなり勝手に入ってきて、幽霊みたいに覗いてるのでした・・・
店主がドアを開けてそちらに行くと、
「こ、ここはお、お店ですか、む、向こうに通れますか・・?」
というようなことを尋ねてきたそうです。
店主が、ここは通れませんから出て行ってもらえますか、と丁重にいってお引き取りいただきました。
そこまでの状況でも充分ショッキングな出来事でしたが、何が一番スゴかったって、その臭いです・・・!
直接向き合っていたわけではなく、ちょっと開いたドア越しにいた私でさえ、思わず鼻を押さえずにはいられないほどの強烈なものでした。
どんなものだったか説明したいのですが、筆舌尽くしがたいというのはこのことでしょうか・・・
でも頑張って説明してみると、
「生ゴミとウンチをかき混ぜて、真夏の炎天下に一週間置いといて、さらに50倍に濃縮してエキスにしてみた」
というのがもしかして一番近いでしょうか(やったことはありませんからね、あくまでも想像で)。
モトコーで商売していて今までいろんな人を見てきて、そこんとこにおいてはまぁまぁの強者(臭いだけに限らず)を自認している我々でも思わずたじろぐ衝撃的な臭いでした。
しかもその人、近くで見ても男なのか女なのか、年齢もまるで分からないというほんとうに亡霊のような人でしたが、あの臭いだけは間違いなく実在を実感させてくれる人でした・・。

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