同じモトコー3にあるクロックムッシュ(←大好き!)の専門店(テイクアウト専門です)、「VIADUC(ヴィアデュック」さん。
オーナーさんからトリコロール柄のハンチングの製作依頼を受けました。
完成し、生地が余ったのでついでに揃いのエプロンも作ることになり、引き続き店主が製作していたのですが、これが楽しそう!
カラフルなものをつくるのって楽しいよね。
そこで、まだもう少し生地が残っていたのをいいことに、頼まれてもいないのに私もつくることにしたのだった。ミシンを踏む足も軽やかに、作業は着々と進む。
3色を縫い合わせ、ヒモをつけて、トリコロールのポケットも付けて、ほぼ完成。
最後はお楽しみの、店のロゴの刺繍だ。
店主は全部ミシンのステッチで仕上げたが、私は一部手刺繍にしてグレードアップしちゃうんだもんね。フフフ。
ミシンと手刺繍の部分を半ほどまで縫い上げているとき、店主が言った。
「その紙、もっと薄いやつのほうがええねんで。」(台紙に絵を描いて刺繍をしてる)
「いいねん。」
「剥がすとき剥がしにくいねんで。」
「いいねん。 うるさいな!! 小姑みたいに。」
「でもそれ、それでええん? 天地逆やで。」
んん??
ひぇ~~っ!
それを早く言わんか、 ばかもん!!
あぁ~あぁ、またやっちまった。
まただ、また(!)
私はこの一週間ほどいったい、何度同じものをほどいては縫い、ほどいては縫いしてるのだろう・・・。
まるで、穴掘っては埋めるというあの拷問みたいだ。
実はついこの間までも注文のキャスケットをつくっていたのだが、初歩的なミスを連発し、何度もほどいては縫い直すという不毛な作業を繰り返していたのであった。
やっと完成したときはもううんざり。
・・さ、気を取り直して、楽しくエプロンでも縫いましょうとご機嫌だったはずなのに、再び悪夢が・・・。
これは呪いだ。
穴堀り拷問の被害者の呪いに違いない。