日記

エコノミーな私

いよいよやってきました、まずは全日空でニューヨークはJFK。ビジネスクラスで、といいたいとこだがお席はもちろんエコノミー。それも今回はなんと一番後ろの席。これまで少なくない回数アメリカには飛んでいるが、一番後ろというのは初めてかも。
ほんとうに最後尾なのであった。当然後ろには誰もおらず、あるのはトイレ。追いやられてる感たっぷりで、なんだか卑屈な気分になってしまうのだった。
いいや、こうなったらとことん卑屈になってやることに決めた。
私はかわいそうなシンデレラ、和でいうなら落窪姫。便所の横に住んでるの。
きれいなスチュワーデスさん、今はキャビンアテンダントというんだったわね。便所脇で寝起きしているこんな私にも飲み物をくださるのですか。卑しい身分の私は便所の手洗い水でも飲んでるのがふさわしいのは承知しておりますが、せっかくそうおっしゃってくださるのならワインをいただけますか?  今日はなんだかビールじゃなくてワインの口なの。
そして優しいキャビンアテンダントさんが持ってきてくれた白ワインはすごく美味しかったのであった。
エコノミークラスで出されるくらいであるから大したワインではないのであろうが、とても美味しゅうございました。
あぁ、私って安い女ね(ドリフのコントの桜田淳子の、私ってダメな女ね風に読んでください。お若い方にはわからんでしょうが)。
とことんエコノミーな女だぜ。ガックリ。
窓の外を見ると、もうすっかり夜。上空で見るお月様はピカピカだ。
横にいる店主に  ねえねえ、お月様出てるよ。ピカピカだね。 と教えてあげると、
あれは翼の先のライトや、アホか。  と返されたのだった。
...グヒャン。
 

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