この映画は確かにあった。1956年10月12日公開。
幻の映画?
そんなの嘘っぱちだった。
もちろんポスターの「ここにある5枚しか世界にない」ってのも嘘だった。
あるじゃん!アメリカではふつうに。
・・・ちくしょう、やられた! あの男、騙しやがって!!
ま、でも落ち着いて考えると、あの男も仕入れた段階で騙されていた、ということも考えられる(考えにくいが)。
・・・まぁいいか。
見方を変えれば、この映画は実在して、このポスターも正真正銘本物だということが証明されたわけだ。
しかもこのポスター、うちのはコンディションが非常によい。アメリカで売られている同じポスターと比べても大変良いと思われる。
あっ、折り目はあります。
三つにたたまれた折り目があるのですが、これについてはここで説明しておいた方がいいでしょう。
日本人である我々からしたら大切なポスターを保管するのに折りたたんでしまうなんて考えられないことですが、アメリカ人にとってこれは普通です。
以前アメリカで別のポスターを見つけたとき、それも当然のように折りたたんだ跡がきっちりあり「これ折ってなかったらよかったのに・・・」と言うと店のおっさんは、何を言うとるんや、という感じで不思議そうに「折らんとどうやって置いとくねん」とのこと。
「丸めておいとくとかさぁ・・」と答えると、「そんなん場所とるやん!!」という答えで黙らされてしまったのでした。
こういう大雑把なところが良くも悪くもアメリカ人なんであるよ。