今日、お客様オーダーのキャスケットを製作していたとき、ミシンで指を縫いそうになった(!)
ミシン針が左手の人差し指に突き刺さりそうになり・・・、ってか突き刺さった。
「痛~~っ!!」
慌てて抜こうとしたんだが、痛すぎてテンパっちゃってミシンのあれ、何ていうんだっけ?右横のあれね、ぐるぐる回るとこを逆に回しちゃってさらに針がグリグリ突き刺さった。
「ぎゃ~~!! 痛い~~!」
苦悶の雄叫びを上げる私を横目で見ながら店主は何と言ったか。
「あほかー!それくらい痛ないわい! 俺なんかな学生時代、ミシンで3針、指貫通して縫うたんやで、しかも3針目に折れた針が指から飛び出しとったんやで!!」
冷笑う店主。
・・・こんな職場をブラックと言わずして何と言いましょうか。
痛みに耐えながら絆創膏貼りましたさ。
2枚貼りましたわい。
そんで思い出したんですけど、もうずいぶん前、店の前らへんで小さい女の子が泣いてた。お母さんらしき人が、
「大丈夫だから~、はよ行くで」
と急かしても、
「痛い~、歩かれへん~」
膝小僧に小っさい小っさい擦り傷があるようで、わざとらしく(笑) びっこを引きながらグズグズ泣いているのでした。
そこでお母さんに、うち絆創膏ありますよ、と言って店に来てもらい女の子の足に絆創膏を貼ってあげたのですが、まだグズグズべそをかいてる。
そこで、子どもの気持ちが分かってしまう店主、
「よっしゃ!おっちゃんがもう一枚貼ったろ。二枚貼ったらもう大丈夫や、すぐ治るで!」
と意味不明のもう一枚を貼ってあげたら、たちどころに泣き止んだ。
で普通に歩いて帰っていった(笑)
「子供がしょーもないケガでもやたら絆創膏を貼りたがる説」が実証されたうえ、より強固なものとなった出来事なんであった。