日記

これは・・・幻のフライトジャケット!?

これは今からもうずいぶん前にアメリカで仕入れたこのジャケット、ごくごく一部の人以外には見せたこともしゃべったこともない、もちろん店頭にも並べたこともない、もはや秘仏状態。

ミリタリーオタクの店主は手に入れたときから
「これはもしかしてテストサンプルかなんかで幻のフライトジャケットちゃうか!?海軍とか。」
ということで、疑惑を生みました。
確かに海軍は勝手につくっちゃったりしてるもんねぇ・・・。
年代は多分ディテイルから判断すると1960~70年代。ベトナム戦争のころと思われます。
ジャケットの素材は初期L-2B(裏グレ)に近いと思われます。店主の見解ではそれよりも若干生地が薄い、と。(私はよく分かりません、L-2Bとほとんど一緒ちゃう?と思ってしまいますが・・・。) ジッパー下部のフラップ、これはまさにL-2Bの特徴ですよね。でもこのボタンもフラップポケットのボタンもドットボタンではなくすべて四つ穴の通しボタン、これはフライトジャケットではあまり見受けられません。しかもこのタイプのジャケットでアルミ製TALONジッパーに、ラグラン袖というのもあまり見かけないものです。
でも袖リブはフライトジャケットではお馴染みのウールのダブルニット。
襟のあまり見かけないリブについても、店主はミリタリー関連で見覚えがあるとのこと。
そしてこの特徴のあるポケット。ポケットの形状も独特ですが、わざわざ裏地としてオリーブドラブの生地が使われております。
袖のペン差しポケットは撤去されておりますが、そこにつけられてある唐突なナイロン製ジッパー、金属製ではなくナイロン製とはまた不可解な・・・。
ラベル等はありません。つけられていた形跡も見当たりません。
ただひとつ、オレンジ色の裏地の素材の、フライトジャケットとしてはありえない安っぽさ。つけかえられた形跡もなく、ここのところと袖のナイロン製ジッパーが、仕入れたときからわたくしが胡散臭く思うところであります。が、その他は店主が指摘するように、アメリカ軍フライトジャケットの特徴を備えており、ただの民間用ジャンパーとは思えないつくり込みが、見れば見るほど疑惑を呼びます。
謎は深まるばかり・・・
このジャケットの正体はいったい・・・???

情報求む!!
・・って、散々検証しつつこんだけ言っといて、結局はただの民間用作業ジャンパーだったりして・・・。
いいんです!これがロマンです!!
 

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