昨日、久しぶりにＣさんが店に来てくれました。
Ｃさんは店主の元同僚・・・いや、上司というか。
ま、どっちでもいいや。
店主は５、６年くらい前に会ったそうですが、私は１０年ぶり（いや、それ以上かも）くらいでほんとに久しぶりにお会いしたのでした。
いろいろおしゃべりしていたところＣさんは、店主との共通の知人である人に以前、商売で前金として約５０万円を支払ったのですが、その取引は成立せずそのお金は返してもらうべきものであるにもかかわらず、いまだに返してもらえないとのこと。
請求しても、「今は無理やわ～。」などと言ってのらりくらりと返すつもりもまったくない様子であるそう。
「・・・ごっ、５０万！？ なんや、それ！はぁ～？許せんっ、ナメてるにもほどがある！Ｃさん！絶対に取り返しましょうよ！！」
といきりたつ我々に向かって、Ｃさんは昔と変わらない人懐っこい笑顔で穏やかにさらりとこう言ってのけたのでした。
「でもお金なんてまた稼いだらいいんだし。そんなんでもめていやな思いするほうがいやだしね。」
私は一瞬言葉を失いました。
・・す、すごいや、Ｃさん！！
・・・人間の器が違うとはもしかしてこのことか・・・？
あんないけ好かないオヤジとババァを許すの？
たしかにＣさんは今や大きな商売している社長です。
・・あぁ、私のなんとちっぽけなことよ。
出世は出来んかぁ。
で、でも、それにしてもやっぱり許せんよ！
器が違う？？